「二千円札」10代は知ってる?
現在の一万円札(福沢諭吉)・五千円札(樋口一葉)・千円札(野口英世)は、2004年からの発行だ。また、2000年から二千円札も登場している。
24年の新紙幣には、二千円札はない。財務省公式サイトには21年9月2日現在「現在発行されているお札」として掲載されているが、一般的に見かける機会はあまりないだろう。若い世代は二千円札を知っているのか。
2000年代前半に生まれた10代女性4人に話を聞いた。いずれも出身は東京で、子どものころから一万円札は福沢諭吉、五千円札は樋口一葉、千円札は野口英世だ。
4人中3人が二千円札を見たことはあるが、使ったことはないという。1人は、存在を知ってはいるが、見たことはないとした。
なお、夏目漱石の千円札は、4人中3人が存在自体を「知らない」と回答。1人は神社でのアルバイト中に見かけたという。新渡戸稲造の五千円は4人とも知らなかった。
また、20代で沖縄県出身の女性に聞くと、子どものころから現在まで沖縄では二千円札が日常的に使われていると話す。地元のコンビニや銀行ATMでお金を下ろす時にも出てくるという。さらに日本円だけでなく、店によっては米ドルも支払いに使えるとのことだ。