20代、30代に否定的な傾向
東京感染症対策センターが7月16~17日に実施し、8月26日に公表した調査でも同じような結果が出ている。調査対象は、都内在住の20~70代の男女1000人。この調査でも年齢層によってワクチン接種への対応に差があった。
朝日新聞によると、「おそらく接種しない」と「絶対に接種しない」を合わせた割合は、20代男女でそれぞれ19.0%、18.8%。30代男女は16.7%と19.1%。50代男性(12.1%)や40代女性(10.5%)など、40代以上の年代と比べて、若者層にはワクチンに否定的な傾向が見られた。
接種しない理由としては、20代男性の「感染しても重症化しないと思うから」や、30代女性の「副反応が心配」などが多かった。ほかに「感染しないと思う」「効果に疑問がある」「ワクチンは有害」といった回答もあったという。
国立精神・神経医療研究センターや東京感染症対策センターの調査結果は、大筋では同じような傾向を示しているといえる。