烏山自動車学校「動画ツイート」投稿術 運用歴11年のベテランが秘訣明かした

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

自動車運転との共通点

   動画ツイートに限らず、投稿は基本的に短くまとめるようにしている。しかし「必要な説明まで削らないよう、調整する難しさ」と常に隣り合わせだ。内容によっては十分な下調べを行ったうえで、教本を片手に投稿を考えているという。

「免許取得前の人、今まさに勉強中の人、ベテランドライバーまで幅広い人の目にツイートが届きます。乗り物にも二輪や四輪、中型や大型とさまざまな種類がありますので、何かに偏ることなく『正しい情報を、正しく伝える』努力が欠かせません。撮影の仕方、言葉尻の表現一つで、悪気がなくても誤解を与えてしまうかもしれませんから」

   ツイッターの難しさを感じた、印象的な出来事があるという。19年8月25日に「教習車をあおらないでください」と投稿したところ、8万以上の「いいね」、教習車を擁護する多数のコメントが寄せられた一方で「教官の教え方の是非を問う厳しいコメントも頂き、反省点もあった」。それでも「初めて知った」「忘れていたので、思い出せて良かった」という反応を得られると、やりがいを感じるそうだ。

   今では、ツイッター担当者に会いたいという理由で通ってくる受講者もいる。「自分から担当者だと名乗ったり、そういう人の教習を優先的に担当したりはしませんが、授業以外の時間にお話させてもらうことはあります」。信頼を裏切らないためにも、全受講者の個人情報の取り扱いには万全を期し、「ツイートで使う画像や動画に顔や名前が写り込まないよう、細心の注意を払っている」そうだ。

   運用歴11年を数えても「ツイッターに慣れることはありません」。21年6月にアカウントに認証バッジ(公式マーク)が付いたことで、ますます投稿内容に気をつけなければと感じているそうだ。

   最後に、「ツイッター運用と、自動車運転に共通する大事な心構え」を教えてくれた。

「初心者・ベテランを問わず、互いが気持ちよく過ごせるよう、常にルールを守って安全運転すること。そして危険予測ですね。何かが起こってから対処するのは大変ですから。アクセルもブレーキも程々に、楽しく運用(転)していきましょう!」

各企業公式ツイッターアカウント担当者(通称:中の人)をJ-CASTトレンド記者が突撃取材。「業務」として日々ツイッター運用に取り組む担当者たちの魅力を紹介する。

姉妹サイト