コロナワクチン「有効期間は3か月」説も 日本で「ブースター接種」の現実味

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接種3回で発症86%減

   もともとワクチンは、有効期間なども調査したうえで承認されるのが通例。しかし、新型コロナウイルスについては、緊急性もあってそのあたりはあいまいなまま接種がスタートしたという経緯がある。

   厚生労働省のウェブサイトには、「新型コロナワクチンの効果の持続期間はどの程度か」という質問に対し、「臨床試験や接種が始まってから時間があまり経過していないことから、効果の持続期間についてはまだ明らかになっていません」という答えが掲載されている。

   ファイザー社のワクチン接種は、イスラエルが先行し、最新の調査結果が報じられることが多い。朝日新聞は19日、エルサレムの特派員電で「ワクチン3回で2回より発症86%減 ファイザー製調査」という新情報を載せている。

   それによると、イスラエルの保健機構は18日、3回目の接種に効果があったとする暫定的な調査結果を発表。60歳以上の場合、3回目の接種をした人は2回接種の人に比べ、発症を86%減らす効果があったという。

   イスラエルでは6月から7月にかけて、ファイザー社のワクチン効力が低下しているという調査結果を公表。8月に入って、2回目の接種から5カ月以上が経過した60歳以上を対象に3回目のワクチン接種を始めていた。すでに60歳以上の半数以上が3回目の接種を終え、現在は対象を50歳以上に拡大しているという。

   ワクチン担当の河野太郎大臣は、日本でも来年、3回目の接種を行うことになると語っている。すでに政府がワクチンの追加購入などで1兆円を超える予備費を支出することも報じられている。

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