アストラゼネカは効果が持続
ニューズウィーク日本版は8月4日、「ワクチンの発症予防効果と重症化予防効果は極めて高いが、2回目接種の2か月後から低下するとファイザー、ビオンテックの調査で明らかに」という記事を公開している。
米ファイザーと独ビオンテック両社は7月28日、共同で開発したワクチンの効力についてデータを公表した。それによれば、2回目の接種から2か月間の発症予防効果は96%、4か月後の発症予防効果は90%、半年後の発症予防効果は84%だったという。
韓国の中央日報は23日、「英研究チーム『ファイザー製の効果、3か月後に78%に下落...AZはほぼ同水準』」というニュースを流している。
英国メディアが伝えたオックスフォード大学チームの研究結果を引用したもので、ファイザー製の2回目の接種を終えた人は、1か月後の段階では、接種を受けなかった人より新型コロナに対する有効性が90%高かったが、2か月後には85%、3か月後には78%に効果が落ちたという。
一方、英アストラゼネカのワクチンは同じ期間に有効性がそれぞれ67%、65%、61%とほぼ同水準で維持された。
同紙はさらに、米ミネソタ州のメイヨー・クリニックが収集した資料も紹介。モデルナ製ワクチンの場合、2月から7月の間の感染防止率は91%から76%に、ファイザーは89%から42%に減少したことが分かったということを伝えている。