アスリートの動きをオブジェに
日本代表は、個人で参加した横瀬健斗さん。アスリートの動きを体験できる遊具や設備が常設された公園「Our Play Park」を提案した。子どもたちに、スポーツを見るだけでなく、体験してほしいと考えた。
具体的には、映像機器技術を駆使してアスリートの動きを撮影し、3次元データを抽出。そのデータをもとに動きの軌道をとらえ、オブジェに変換する構想だ。様々な競技のオブジェを公園内の砂場に設置し、子どもは走ったり飛んだりしながらアスリートの動きを体験する。例えば、走り高跳びの選手は山のようなカーブを描いて飛ぶそうだ。横瀬さんは、これをすべり台に取り入れたら、滑りながら選手が実際に飛ぶ高さと動きを体験できる、と説明した。
プレゼンテーションを聞いたティモ・ルメ氏は、横瀬さんの独創的な発想に「心を奪われた」と称賛した。田中氏も「公園は子どもにとって特別な場所なので、(そこにオブジェを設置するのは)良いアイデア」と感想を語った。
この日発表されたプロジェクトのいずれかが、近い将来実現する日がくるかもしれない。