パナソニックは、国際学生コンペティション「SPORTS CHANGE MAKERS」の最終プレゼンテーションを、2021年8月23日に開催した。
同社は、2019年から「スポーツとテクノロジーで、社会の様々な壁を超えるアイデア」を世界中の学生から募っていた。当日の発表は2部制で行われ、J-CASTトレンドの記者は第2部にオンラインで参加した。
競技ルールが簡単に理解できるアプリ
「SPORTS CHANGE MAKERS」は、国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)協力のもと、「GOING BEYOND BARRIERS」をテーマに進められてきた。最終プレゼンテーションの第1部では、中国と米国代表がそれぞれアイデアを披露した。
第2部では、欧州と日本代表がプレゼンテーションを行った。アドバイザーとして、IOCテレビ&マーケティング部門マネージングディレクターのティモ・ルメ氏や、東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会理事の田中理恵氏、同委員会のアドバイザー澤邊芳明氏なども出席した。
最初に発表した欧州代表は3人チームだ。スポーツ観戦の際、競技について視聴者に理解させるアプリを提案した。レフェリーにモーションセンサーを付け、動きや判定を自動的に翻訳する。視聴者はスマートフォンでアプリ起動し、その情報を取得できる。複雑な競技のルールや知識を得ることで、スポーツをより楽しめると考えた。
アドバイザーらはこのアイデアについて、「面白い」「ニーズがある」と高く評価した。澤邊氏は、「レフェリーの目線を転送する、という話もありましたが、それは見てみたい」と興味をもっていた。