「iPhone 13」新機能に期待するが スマホの進化そろそろ「行き止まり」では

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ハードの改良は限界ではないか

   iPhoneは2年に1度のペースで大きな「進化」を遂げてきた。だが、デザインなどが刷新された翌年の機種は、前年から形状や機能が変化しない傾向がある。2020年発売のiPhone12は5G(第5世代移動通信システム)へ対応し、デザインも大きく変化したことから、21年に発表されるiPhoneは以前とあまり変わらないものが出てくる可能性が高いと石川氏は考える。

   またiPhone13以降でも、これ以上画面を大きくする、カメラの画素数を上げるといったハードウエア面の改良は限界にきているのではないかと分析。ただ、進化の余地がないわけではない。

   まず、アップルは自社製のチップセットに力を入れている。スマートフォンの性能や機能に関わる重要な部品だ。iPhoneであれば、「Aシリーズ」と呼ばれるチップセットを開発してきた。

   今後は、「自社製チップでの戦いが進化のポイントになってくる」と石川氏。グーグルも21年秋に発売する「Pixel 6」には「Tensor」という自社チップを初めて搭載する。自社開発のチップセットの性能を競う流れになりつつあるのだ。

   チップセット性能が高まれば、撮影時の画像処理能力を向上させ、画質を上げることも可能。またスマホに搭載されたAI(人工知能)の性能が上がることで、ユーザーが次に使いそうなアプリを高い精度で推測してホーム画面に表示してくれる、といった利便性にもつながるという。こうしたユーザーのサポート面に「進化する余地があると思います」。

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