東京オリンピック・パラリンピックの公式マスコットキャラクター「ミライトワ」と「ソメイティ」。ミライトワは五輪、ソメイティがパラリンピックの顔を務めている。
2018年にマスコットとして制定され、現在ではインターネットユーザーなどから一定の支持を集めている。一方で21年8月24日現在(以下同)、両者の人気には「格差」が出ているようだ。
インスタフォロワーに1万人の差
誕生当初のミライトワとソメイティのデザインには否定的な声も出ていたが、東京五輪開催を経て「かわいい」などとして注目を集め、公式グッズには売り切れも起きている。
ただ、現在のミライトワの公式インスタグラムのフォロワーは2.4万人。対して、ソメイティのフォロワーは1.3万人だ。1万人以上の差が出ている。
キーワードの検索数からその人気度を1〜100で示すサービス「Google Trend」を使って比較すると、21年8月8日〜14日はミライトワの人気度が100で、ソメイティの人気度は30。8月15〜21日はミライトワの25に対し、ソメイティは8だ。
また東京2020オフィシャルオンラインショップの「おもちゃ・ホビー 」カテゴリの人気ランキングでも1位がミライトワのLサイズのぬいぐるみで、2位がソメイティのぬいぐるみ(L)だ。
ソメイティのビクトリーブーケもある
グッズの高騰具合にも微妙に違いがある。ECサイト「アマゾン」では両者ともに公式グッズのぬいぐるみ「M」サイズ(定価3410円)が販売されているが、ミライトワは5400円、ソメイティが4900円。「L」サイズ(定価4180円)だと、ミライトワは5629円、ソメイティが5300円だ。
ただし、「SS」サイズ(定価1320円)についてはミライトワが1900円に対し、ソメイティが2188円で上回っている。
五輪はパラリンピックよりも先に開催。マスコットのミライトワは選手に贈られる副賞のビクトリーブーケに添えられたり、開会式で選手の出迎えを行う動画が公式インスタグラムに投稿されたりと、様々な形で話題となっていた。
24日にはいよいよパラリンピックが開幕する。こちらのビクトリーブーケには、ソメイティが添えられる。今度はソメイティが主役として注目を集めるかもしれない。