きょう2021年8月24日、東京パラリンピックが開幕する。開会式は20時スタートだ。この日、グーグル検索では、「パラリンピック」と入力すると、パラ競技のピクトグラムが降ってくる特別仕様になった。
東京五輪の開会式では、50個の競技のピクトグラムが連続で再現され、ひときわ注目を浴びた。もしかしたら、今夜の開会式でも再び――。
青白の衣装で50種を次々と再現
言語を問わずに競技を識別できる視覚記号「スポーツピクトグラム」。東京五輪の開会式では、3人のパントマイムアーティストがピクトグラムのパフォーマンスを披露した。青と白の衣装を身にまとい、ステージ上で50種の競技マークを次々と再現。全身を使って次から次に繰り出されるピクトグラム。アナログに力業で再現したこの演出は、国内外で大きな話題を呼んだ。
ピクトグラムは、パラリンピック用にも全22競技・23種類制作されている。東京2020組織委員会の発表によると、グラフィックデザイナーの廣村正彰氏らで編成される開発チームが手がけた。1964年の東京五輪では、「情報伝達」という点を重視して作られたが、今回はそれを発展させ、躍動するアスリートの動きを魅力的に引き出す設計になっているという。色は「エンブレムブルー」を基本カラーとし、「紅(くれない)」、「藍(あい)」、「桜(さくら)」などをサブカラーに設定している。
ツイッターには、パラリンピックの開会式でもピクトグラムが見られるかな、と期待する書き込みが複数ある。
コンセプトは「WE HAVE WINGS」
パラリンピックの開会式は「WE HAVE WINGS(私たちには翼がある)」というコンセプトのもと、東京・国立競技場で実施される。逆風でも「勇気を出して翼を広げることで、思わぬ場所に到達できる」といった意味を込めたという。
NHK NEWS WEBの21年8月21日付記事によると、開会式では、出演する75人がそれぞれの個性や特技を生かしたパフォーマンスなどを披露するという。果たしてピクトグラムの再演はあるか。