44回目となる「24時間テレビ」(日本テレビ系)が終わった。今年は2021年8月21日、22日に放送された。今年メインパーソナリティーを務めたのは、アイドルグループ「King & Prince」(キンプリ)だ。
今年の放送を見て感動したのは、キンプリファンだけではなかった。アイドルグループ「SMAP」のファンもまた、胸躍らせる場面があった。
キンプリが「世界に一つだけの花」歌った
「復興への想いを繋ぐ 募金リレー」では第一走者としてメンバーの岸優太さんが10キロを完走した。ほかのメンバーも各企画に参加し、一丸となって長丁場を無事にやり切った。
番組では、医療従事者へ贈る「フラワーソングメドレー」として、キンプリが花にちなんだジャニーズグループの歌を披露する場面も。嵐の「サクラ咲ケ」などが歌われる中、SMAPの「世界に一つだけの花」も選曲された。SMAPは2016年末に解散したが、同曲は今も根強い人気を誇る。この曲が流れると、ツイッターには先輩の曲を歌ってくれて嬉しい、本家が歌っている姿も見たい、などとSMAPファンから喜びの書き込みが相次いだ。
実はSMAPは、24時間テレビと関係がある――。同番組では、例年ジャニーズタレントがパーソナリティーを務めているが、もともとジャニーズで初めて起用されたのは、SMAPだ。1995年の放送回で、「もう一度、チャレンジ」というテーマのもと、当時はまだ6人組だったSMAPが番組を盛り上げた。さらに、その10年後、2005年には草なぎ剛さんと香取慎吾さんの2人がメインパーソナリティーを務めたことがあった。
「新しい地図」の3人がニュースに
2021年の24時間テレビでは、SMAPファンを喜ばせたポイントがもうひとつあった。番組の合間のニュースに、元SMAPで「新しい地図」の稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんの姿が流れた。3人は、21年8月24日に開幕する東京パラリンピックで、国際パラリンピック委員会の特別親善大使を務めている。ニュースでは、3人が会見でパラリンピックに向けて意気込みを語る様子が流れた。
これを見たファンから、もし来年もやるのであれば「新しい地図」の3人をメインパーソナリティーにしてほしい、といった趣旨の書き込みがツイッターに複数出ている。24時間テレビでは、「愛は地球を救う」をキャッチフレーズに、障がい者や難病患者などが、逆境の中で奮闘する姿を取り上げている。そのため、この3人がメインパーソナリティーを務めるほうが番組内容に沿っている、本当に意味のある番組になりそう――。そう考えているようだ。
中には、いっそのこと番組放送の2日間限定でSMAPを復活させたらどうか、視聴率取れそうだ、とのツイートもあった。