釣りゲームなのに釣らなくていい、けれど... 「Real VR Fishing」で癒しと格闘を

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「酔うかも」と思ったらやめよう

   人生初のOculus体験に際し、記者が不安だったのが「頭痛と3D酔い」だ。

   ヘッドセットを装着した直後は、頭に強い締め付けと重みを感じた。実際に遊び始めるとゲームに夢中になり、そこまで気にはならない。また「Real VR Fishing」は基本的に目の前を見て遊ぶので、視点を激しく移動させる必要がなく、酔うこともなかった。ただ東さんは「少しでも気分の悪さを感じたら、すぐに休むことが大事」と強調する。

東さん「『酔った』と思う前にやめないと、翌日まで気分の悪さを引きずってしまいます。普段から酔いやすいユーザーの中には、予め酔い止めを飲む人もいるくらいです。体調に不安がなくとも、適度に休憩を挟んでください。慣れないうちは30分くらい遊んだら、やめるようにしましょう」

   せっかくVRヘッドセットを買っても、「映像を少し見るだけで気分が悪い」となってはもったいない。「本物のVR体験」とは言えないまでも、どんな見え方をするのか安価に確認する方法として、以下の方法がある。

(1)ユーチューブのVRモード
(2)スマートフォン(スマホ)の一部ゲームアプリに搭載されているVRモード
(3)段ボール製のスマホ用VRゴーグル

   (3)は100円ショップで購入できる。画面にVR対応映像を表示したスマホをゴーグルに差し込み、ゴーグルのレンズを通して見る仕組みだ。

   VRを楽しむ達人になるには、ヘッドセットを買った方がよさそう...。でも「VRヘッドセット」にも色々あるらしい。結局どれを選べばいいのか、次回教えてください東さん!


プロフィール
〇東智美(ひがし・ともみ)株式会社トーモ/株式会社往来 代表取締役
2009年、ウェブ・グラフィック制作を主要事業に東京都港区に株式会社トーモを設立。16年に自社ブランド「RAKUNI」をつくりスマホアクセサリーの販売事業を開始した。2021年3月にメタバースでのマーケティングや調査を手掛ける株式往来を立ち上げ、3月25日にエムディエヌコーポレーションより『仮想空間とVR』を上梓。
媒体やブロガーとのメディアリレーションを得意分野とし、自らも「flick!」「日経クロステック」などに連載を持ち、「FNNプライムニュース α」の海外テックイベントのレポーターを務めるなど、ネットや媒体を積極的に活用した販促活動を行っている。

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