「夏の甲子園」順延6度で日程が心配 期間延長は? 阪神の試合遅らせる?

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「4校同時優勝」という選択肢

   それでも日程が消化しきれなくなった時には、可能性は低いものの、「阪神との交渉の末、日程をさらに後ろにずらす」ことが考えられるとオグマ氏。阪神の試合日程を変更しつつ、夏の甲子園の試合を9月1日以降に延期する選択肢だ。

   1975年の大会でも雨天順延が続いて、阪神の試合日程と決勝が重なり、阪神側が公式戦を後日に振り替えた。高校野球がプロ野球よりも優先された事例だ。「今回も阪神サイドが譲歩して(甲子園での試合を)譲ってくれる可能性はあるかもしれません」。

   これすらも難しい場合、「第3の道を検討した方がよい」とオグマ氏は主張した。その例として「4校同時優勝」を挙げた。甲子園では前例がないが、国民体育大会の高校野球では1979年、雨天で準決勝が打ち切られたため、4校優勝となった事例がある。

   日本気象協会の予報サイト「tenki.jp」によれば、甲子園が位置する兵庫県西宮市の天気は8月19日〜27日まで1日中晴れる日はなく、「曇時々雨」「雨時々曇」「雨のち曇」と雨混じりの日が続く。

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