鉄道やバス運休、車内激混みに
行政サービスではないが、公共交通機関にもコロナが影を落とした。
JR北海道は、2021年2月28日に社員2人が新型コロナに感染したと発表。翌3月1日付朝日新聞デジタルによれば、同じ休憩・宿泊場所を使う運転士ら社員約50人もPCR検査を受け、結果が判明するまでは乗務から外した。この影響で、運転士の人手が足りなくなり、28日は函館線で列車5本を、3月1日は同線で31本を運休した。
都営地下鉄・大江戸線では昨年末から今年1月初めにかけて、運転士の感染により、通常の7割程度に本数を減らしての運行が続いた。平日のラッシュ時には車内が混雑し、「密」を不安視する乗客が困惑の様子をツイッター上に投稿していた。
複数の報道によると、コロナが拡大し始めた2020年4月2日には、石川県の北鉄金沢バスの運転士の感染が発表された。翌3日付日テレNEWS24(電子版)は、同日朝から金沢市近郊を走る60路線のうち15路線・403便を運休したと報じている。