デパートは入場規制なのに
入国者を受け入れる日本国内では、かつてない勢いでコロナの感染者が増加している。海外から持ち込まれたデルタ株によるものだ。最近は、新たにペルーからの来日者が、中南米を中心に猛威を振るうラムダ株に感染していたことが明らかになったばかり。
海外から侵入してくる変異株に、最大級の警戒が要請されている時なのに、唐突に入国緩和が決まったことに対し、ネットでは疑問の声が出ている。
「緊急事態宣言なのに入国緩和はなぜ」「デパートは入場規制、海外からは入国緩和」「国民には自粛しろ、外出するなと言ってんのに」「ラムダ株も入国緩和」など違和感を訴える声が多い。
日本はすでに「ワクチンパスポート」を7月26日からスタートしている。新型コロナウイルスのワクチン接種を受けたことを証明するものだ。諸外国に入国しやすくなるが、利用可能な国はまだ多くはない。
こうした「緩和措置」は基本的に相互主義なので、日本から入国しやすい国を増やすには、日本側も受け入れ条件などを緩和する必要がある。このためネットでは、「入国緩和で、インバウンド経済を少しでも回したいのでしょう」などという見方も出ていた。