増加率は鹿児島県276.2%、岐阜県209.7%
札幌医科大のウェブサイトは、都道府県別の「人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移」を掲載している。8月11日現在のまとめによると、前週とのパーセント比は、東京が114.5%なのに対し、全国平均は126.7%。東京よりも全国の増加率が大きい。
人口の多い県では神奈川県131.3%、愛知県147.2%、福岡県141.7%などが目立つ。人口が少なく、これまで感染者も少なかった秋田県は213.5%も増えている。このほか、鹿児島県276.2%、愛媛県233.0%、岐阜県209.7%などが200%を突破。佐賀県189.2%、富山県188.9%、宮城県192.2%などが200%に近づいている。
すでに全国多数の県で、現在の東京以上に急ピッチで感染が広がっていることがわかる。いったん感染が拡大し始めると、すぐには収束できないのは東京の実態からも明らかだ。休日が続いたり、大雨や台風などの天候不順があったりしているにもかかわらず、12日夕段階の全国の感染者は1万8880人を超えて過去最多になった。