ペルーでは9割
ラムダ株については、まだ情報が少ない。感染症専門家の忽那賢志医師がヤフーに掲載した記事によると、2020年8月にペルーで最初に見つかり、その後、南米を中心に拡大。30か国あまりに広がっている。WHOは2021年6月14日にこの変異ウイルスを「ラムダ」と名付け、「注目すべき変異ウイルス」に指定した。「デルタ株」よりは、まだワンランク低い扱いだ。
ペルーではコロナ感染者の9割、チリでは3割がラムダ型だという。中南米では、ブラジル由来のガンマ型変異ウイルスとせめぎあっている。
ペルーではすでに全人口の0.57%、約19万人がコロナで死亡している。世界的に突出している。死亡率の高さが、ラムダ株の威力によるものなのか、医療体制の弱さによるものなのかは不明のようだ。