東京オリンピックの閉会式が近づいてきた。2021年8月8日夜20時から放送される。どのような演出内容になっているだろう。
アイドルグループ「V6」に楽曲「WAになっておどろう」を披露してほしいと考える人がいる。実は、自国開催の前回の五輪と深いつながりがある曲なのだ。
閉会式終了後も盛り上がり止まらず
「WAになっておどろう」は、1997年にNHKの「みんなのうた」で放送された歌で、覆面バンド「AGHARTA」がオリジナルとして演奏していた。その後、97年7月にV6がカバーする形でシングルをリリース。これが大ヒットし、今ではV6の代表曲のひとつだ。
98年に開催された長野冬季五輪の閉会式では、同曲が演奏されている。この閉会式では総合司会を萩本欽一さんが務め、「日本の祭り」というプログラムで進行した。式の最後、5000発の花火とともに「WAになっておどろう~イレアイエ~」の合唱が行われたのだ。ただ、この時演奏したのは、V6ではなくAGHARTAだった。
日本オリンピック委員会(JOC)の公式サイトには、長野五輪閉会式のレポートが掲載されている。そこに、「選手たちが席を飛び出して一緒に歌い、踊ります。泣いている人もいます。みんな歌っています。歌おうとしています。閉会式終了を告げるアナウンスが流れても、場内の盛り上がりはさめません」とある。
当時テレビで流れたこのシーンを今でも覚えている人は多い。ツイッターには「印象的だった」「楽しかった」と演出を評価する書き込みがあった。