はつめ「プロゲーマー生活」大暴露 多数派はプロとしての稼ぎほぼゼロ

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「ほぼニート?」「ちょっと(笑)」

いしたに:プロゲーマーになったはつめさんですが、普通に疑問になるのが、プロゲーマーってどういう生活しているんだろうってところですね。プロ野球選手だと、キャンプ→開幕→オフシーズンみたいな理解ができるのですが。

はつめ:これ、意外と分かりやすく説明できそうです。

いしたに:お願いします。

はつめ:まず、少数派から。普段はスポンサー企業の社員として勤めながら、プロゲーマーをする方々。社会人プロゲーマーとか呼ばれるみなさんです。

いしたに:おお、そういう人たちもいるんだ。

はつめ:アスリートと同じような働き方の方々ですね。これは本当に、ごくわずか。

いしたに:ふむふむ。

はつめ:私がプロ時代当てはまったのは、ここから先に説明する「ほぼニート」の部類です。

いしたに:ちょっと(笑)。

はつめ: ニートって言い方悪いな。なんだろう。フリーランス...?

いしたに:そういうことですね(笑)。

はつめ:まあ説明すると、個人に来る仕事をこなしつつ、それ以外はゲームに打ち込める環境がある人。実はプロ全体で見ると、これも少ない。

いしたに:え、そうなんだ。

はつめ:これには、プロチームに所属しながら契約金をもらって生活をしているという人も含まれます。ここまでがプロゲーマーという肩書きで生活ができる人。

いしたに:ははー。

はつめ:で、ゲーム業界全体で見たらいちばん多いのが学生や社会人をしながら兼業してるプロゲーマー。

いしたに:なるほどなるほど。

はつめ:主に学生が大多数ですが、プロゲーマーという肩書きを背負いながら、メインは学生だったり、社会人だったり、フリーターだったり。この人たちはプロゲーマーとしての稼ぎ自体はほぼないと言っても過言ではないかと。

いしたに:その割合を数字で言うのはむずかしいですか?

はつめ:うーん、難しいですが、大まかに言うと、オープン大会に20チームのエントリーがあったとして、その中のほとんどは学生プロ、もしくは2番目のフリーランスのような方々。5チーム、専業だけのチームがいるぐらいのイメージです。

いしたに: そういう感じなんだ。

はつめ:正直、ゲームジャンルによって大きく変わる部分が多いので一概には言えませんが...!。

(次回に続く)

はつめ
現在フリーのストリーマーとして活動している元プロゲーマー。高校時代にesports業界へ飛び込み、18歳にプロ契約。格闘ゲームのプロゲーマーとして、全世界で行われるCAPCOM Pro TourやEVOへも参加。2020年頃よりApex Legendsのゲーム実況をはじめ、当時の最高ランクに昇格するなど、FPSでも活躍している。米国発スポーツアパレルブランド「Kaepa」のブランドアンバサダーを務めている。テレビ番組「お願いランキング!」「王様のブランチ」「マツコ会議」への出演をはじめ、新聞やメディア出演も多数。
Twitter:https://twitter.com/hatsumememe
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いしたにまさき
ウェブサービス・ネット・ガジェットを紹介する考古学的レビューブログ『みたいもん!』管理人。2002年メディア芸術祭特別賞、第5回Webクリエーションアウォード「Web人ユニット」賞受賞。著書に2010年11月に単著「ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である(技術評論社)」など共著も多数。2011 年9月より内閣広報室・IT広報アドバイザー就任。同年アルファブロガー・アワード受賞。「ひらくPCバッグ」などネット発のカバンデザインも好調。ひらくPCバッグで2016年グッドデザイン賞受賞。Evernote ECL・ScanSnapアンバサダー・HHKBアンバサダー。Yahoo!ニュース個人オーサー。
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