二者択一しかなさそう
地域と年齢を限定して接種が始まるアストラゼネカ製ワクチン。テレ朝ニュースは、「接種は、ファイザーやモデルナのワクチンの成分にアレルギーがある人や、原則として40歳以上で、アストラゼネカのワクチンを希望する人が対象」と伝え、NHKも、「厚労省は、接種を受ける人に有効性と安全性を丁寧に説明して同意を得るよう求めています」と報じている。
つまり、アストラゼネカワクチンの接種を希望しない人は、別なワクチンの順番待ちをすることが可能だ。ただし、接種時期は遅れる。アストラゼネカを40代以上に接種の方針が公表されると同時に、いわゆる氷河期世代からインターネット上では猛反発が起きていたが、結局のところ、「早めにアストラを接種」するか、「遅れてもファイザー、モデルナ」を待つ、の二者択一しかないようだ。平時ならともかく、今は首都圏ではコロナの感染が大爆発中。対象世代の人にとっては、居ても立っても居られない心境だろう。
NHKによると、日本政府はアストラゼネカとは年内に1億2000万回分のワクチンの供給を受ける契約を結んでいた。国内での使用を見合わせていた一方、ワクチンを分配する国際的な枠組み「COVAXファシリティ」などを通じて海外に3000万回分をめどに無償で提供する方針を表明。このほか、台湾、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイに個別に提供している。さらにイランやバングラデシュなど15か国に対して合わせておよそ1100万回分を提供することにもしているという。