被災地の避難所で活用
段ボールベッド自体は、他社からも販売されている。例として、紙製品などを扱うナカバヤシ(大阪市)は、非常時用簡易ベッドとして「段ボールベッド」を2020年3月に発売した。公式サイトによれば、こちらの耐荷重も200キログラムだ。
災害発生時に、被災地の避難所で活用されるケースも。2016年4月21日付の「産経WEST」によれば、大阪府八尾市の段ボール箱メーカー「Jパックス」は2011年の東日本大震災で約2800台、14年の広島市の土砂災害で約400台の段ボール製ベッドを提供。16年の熊本地震でも支援を行った。
千葉県成田市は、災害時に段ボールベッドの調達を受けるという協定を民間企業と結んでいる。市公式サイトによれば、避難所での段ボールベッドは床に寝るよりも身体への負担を軽減できるほか、「設置が容易」「ストレスの低減」もメリットとのことだ。