予防効果低下の調査が続いていた
このところイスラエルからは立て続けに、ファイザー製のワクチンの効き目が、デルタ株には弱いという調査結果が発信されていた。
米CNNは7月5日、イスラエル政府が、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンについて、6月6日時点での感染防止効果が64%と、5月に報告された95.3%から大幅に下がったことを明らかにしたと報じた。
さらにブルームバーグも7月23日、米ファイザーのワクチンについて、感染力が強いデルタ変異株に対する感染予防率は39%にとどまると報じた。これはイスラエル保健省が7月22日に発表した内容を伝えたものだ。6月20日から7月17日に行われた調査に基づいている。
今回の「3回目接種」というイスラエル政府の決断は、こうした直近のワクチンとデルタ株に関する調査結果を踏まえたものと見られている。