「金」1人で2つ、2人で1つ、どちらも尊い
競泳女子:大橋悠依、涙と笑顔の「2冠」
日本競泳女子初の2冠を果たした、大橋悠依選手。最初の金メダルは、400メートル個人メドレーだ。決勝の舞台、バタフライは順調な滑り出し。背泳ぎで先頭に躍り出ると、平泳ぎではその差を広げる。最後の自由形は追い上げられながらも逃げきった。レース後は涙を浮かべ顔を覆う場面もあった。それから3日後、2冠の期待を背負っての200メートル個人メドレー。決勝は最初のターンを4位で迎える。背泳ぎ、平泳ぎで2番目に上がると、最後の自由形で、米国のアレックス・ウォルシュ選手とデッドヒート。最後はタッチの差でかわし、見事レースを制した。400メートルとは一転、笑顔あふれる金メダルとなった。
卓球混合ダブルス:ハグは拒否でも...「みまじゅん」初代金
今大会からの卓球新種目・混合ダブルスに挑んだのは、水谷隼選手と伊藤美誠選手の12歳差「幼なじみコンビ」だ。準々決勝のドイツ戦、最終第7ゲームで一時は2-9と窮地に追い込まれる。それでも土壇場で盛り返し、最後は16対14と大逆転劇を見せた。決勝は、2019年世界選手権の混合ダブルスで金メダルを獲得している、卓球王国・中国ペアだった。最初の2ゲームを連取されるも、フルセットの激闘の末に金メダルを勝ち取った。初代チャンピオンとなり喜びのあまり抱き合った場面、伊藤選手が若干「拒否」気味だったのが、笑いを誘っていた。