子どもの話を否定せずに聞き入れる
J-CASTトレンドは、スクールIE事業本部営業企画室の石井雄一氏に取材した。コロナ禍での子どもの学習意欲について、石井氏は「学習に関するやる気を失いがちなお子さまも多くいらっしゃるようです」と話す。また、仮にやる気はあっても、日常生活に様々な制限がかかることで、勉強以外の面でストレスを抱える場面が多くなりがちだと指摘する。さらに、コロナ禍では子どもも自宅にいることが多く、その日に外で起きた出来事について、親子で会話すること自体が少なくなっているそうだ。
そうした中で、子どもの「やる気スイッチ」を押すにはどうすればよいか。石井氏は、信頼関係をつくり、良好なコミュニケーションを維持すること、子どもの今の状態を知ることが、スイッチを入れる第一歩だと考えている。
信頼関係を築くには、子どもの話を否定せずに聞き入れ、子どもが話したいことを親が引き出すよう努めよう。たとえ結果が伴っていなくても、プロセスに少しでも進歩があった時には「頑張ってくれて嬉しい」と伝えることも大切だという。「子どもは自分の味方だと思ってくれることで安心し、自発的に目標に取り組むことができるようになります」。石井氏は
「まずはお子さまが今一番興味をもっていることに耳を傾けてみてはいかがでしょうか」とアドバイスした。