プロレスは生き様 映画出演のため上がったリングが運命決めた【新連載】

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突然上司に呼び出され

   広告代理店の仕事と二足のわらじを履きながら、芸能活動をすることになったのですが、雑誌「ヤングジャンプ」に載った時のこと。突然上司に呼び出されました。

明らかにご立腹な上司「この雑誌に載ってるのはお前か?」
藤本「そうかも...しれません」

   まぁ、当然怒られたよね。

   でも、後で上司にこう言われました。「建前上、怒らなきゃいけないんだよ。そして何があった」。今なら、嫌だけど怒らなきゃいけない気持ち、分かります。

   上司にも相談し、芸能活動に背中を押してくれたこともあり、退職しようか迷いました。しかし大学まで行かせてもらったのに、2年足らずで会社を辞めてしまうなんて、親に絶対反対されるだろうな。

   父に相談すると...。

   「辞めちゃえば」の一言。

   軽い!とても軽いぞ、父さん!

   こうして私は退職を決意しました。

   そしてある日、事務所から「映画のオーディションに行ってきて」と。

   その映画は「スリーカウント」というプロレスを題材とした映画でした。出演するためには、プロレスラーデビューすることが条件という番組の企画。

「プロレスってなに?」
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