東京オリンピック・パラリンピックの公式グッズが、ここにきて売れ行き好調と聞く。開催が1年延期になり、当初作られたグッズは売れ残っているとの報道が以前はあった。風向きが変わったようだ。
開会式前とは一変し、いまや世間は五輪ムード一色。記念にグッズを手に入れたいと考える人が増えたのだろう。J-CASTトレンドの記者は、「東京2020オフィシャルショップ有楽町店」に足を運んだ。
マグカップや傘、Tシャツ完売
公式グッズを扱うオフィシャルショップは全国にあり、東京には約20店舗。有楽町店は、全国の特産品売り場などが展開されている「東京スポーツスクエア」1階で営業している。
施設の入り口で検温と消毒を行い、グッズ売り場へ。中はかなり混み合っていて、そう広くない売り場に、ざっと数えて25人ほどの客がいる。女性客が多めだ。関係者だろうか、外国人客が飾られたTシャツを指さし、店員に話しかけた。店員は「only this」と英語で答えていた。
肝心のグッズは、非常に売れていた。カゴを手に取り買い物する人も多く、折りたたみ傘やクリアファイルなどでカゴがあふれそうになっている様子が見えた。記者が確認した時点でパラリンピックの公式ガイドブック、紅色のマグカップ、ミサンガ、一部Tシャツは売り切れていた。
公式マスコットキャラクター「ミライトワ」のグッズも人気。ぬいぐるみや土産用の菓子類は、棚の商品が少なくなっていた。「両方いるの?探してみる」と電話しながら買い物する女性客や、「今しか買えないからね」「見ると欲しくなっちゃう」と、会話しながら品定めする女性2人組がいた。