渥美選手の「神ゲッツー」、山田主将は好打
ソフトボール日本代表は7月27日に米国を決勝で破り、金メダル。先発の上野投手は無失点のまま6回途中で降板すると、7回にも再登板。最後は3者凡退に打ちとり、優勝投手となった。
上野投手の圧巻のピッチングもさることながら、6回裏に渥美万奈遊撃手が見せた「神ゲッツー」も話題となった。1死一・二塁のピンチの場面、米打者のライナーを、山本優三塁手がグローブで弾いた。あわや失点という局面、渥美選手が宙に浮いたボールをノーバウンドで捕球し、二塁へ送球。併殺打として窮地を救った。4回表には先制打も放っている。
センターを守る山田恵里主将の活躍も話題だ。今大会の打率は3割5分7厘とチーム内2位で、25日のカナダ戦ではメダル確定のサヨナラ適時打を放っている。後藤希友投手も、カナダ戦に救援で登板しては7回と8回にそれぞれ3者連続三振を奪っており、今大会は10.2回を無失点の好投手だ。
2008年の北京五輪から13年ぶりの2連覇を飾ったソフトボール日本代表。ファンが「助っ人」として侍に招集したくなるのも無理はない。なお、28日の侍ジャパンは9回裏に野手陣の連打や坂本勇人遊撃手のサヨナラ打で逆転勝利を果たしている。