夏にもってこいの「かぼす味変」
和歌山県産は、7月下旬から旬になる「川中島白桃」がおすすめだと、和歌山県農協連の藏道徳生専務理事が語る。甘さが十分あり、果肉がしっかりしていて歯触りが良いのが特徴だ。
セットについてきた「大分県産かぼす」をかけて食べてみた。森山氏曰く、皮を下にして少ししぼってかけると香りがより楽しめる。そのまま食べても味に深みがあったが、かぼすをかけると爽やかな酸味によって甘さが一層引き立つ。夏にもってこいの食べ方だ。
最後に岡山県産。収穫されるまで袋をかける栽培方法により、果皮が白く、上品な雰囲気になる。冷やしすぎると甘さより冷たさが勝ってしまうため、食べる寸前に30分~1時間冷やすのがよい。
果肉は柔らかく、とろけるような食感だ。酸味は少ない。カットせずに、一個丸ごとかぶりつきたくなる甘さだった。
同じ桃でも、産地によって味わいが異なり、どれも甲乙付けがたい。生産者の思いや、手元に届くまでの行程を聞くと、尚のことおいしさが増すようだった。
サミット終盤で森山氏が説明した切り方、洗い方に気をつけて下ごしらえし、盛り付けると、一段上の楽しみ方ができる。「桃のパフェ」「桃のグラニテ」といったデザートだけでなく、桃のドレッシングをかけて食べる「桃のパワーサラダ」など一品料理と言えそうなレシピも紹介された。
同サミットは「桃の食べ比べセット」購入者でなくとも無料で視聴可能。FRUIT LOVERS LIFE公式ユーチューブでアーカイブ配信されている。