東京は「パラレルワールド」 五輪とコロナ、別々の世界に

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メディアが責任果たさず

   東京五輪の異例の状況については、元NHK記者のジャーナリスト、森田浩之さんがメディアの責任も追及している。6月23日」に「東京五輪の暴走に、何もしなかったメディアのことを忘れない」と書いている。

   五輪をめぐる問題は、数えきれないほどにあるが、「その大きなもののひとつは、開催の是非をめぐる議論について、メディアが本来の役割を果たさなかったことだ」という。かなりの国民が五輪開催に疑念を持っていたにもかかわらず、メディアの対応は不十分だったと厳しく指摘している。

   「パラレル」という言葉には、「もう一つの」という意味合いもある。時事通信によると、パラリンピックは「パラレル(もう一つの)オリンピック」と言われ、障がいのある選手による世界最高峰のスポーツ大会である。生まれながらにして、あるいはけがや病気が原因で、目や手足などに障がいがある人たちの中でも、各競技・種目で厳しい条件をクリアしたトップレベルの選手が出場する、と説明している。

   公明党の山口那津男代表は7月18日、パラリンピックについては「できたら有観客で」と語っている。

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