デルタ型対応ワクチンも開発中
デルタ株の感染が拡大しているのは、ワクチン接種が進んでいなかった国や地域が多いとされている。しかし、このところ、世界の多くの国で増加傾向にあり、中には英国のように、かなりワクチン接種が進んでいた国もある。
日経新聞は7月9日の夕刊で、「コロナ感染。世界で再拡大」を大きく取り上げている。その中で「デルタ型対応 ワクチン開発」について最新状況を報じている。
それによると、ファイザー社は、従来2回だったワクチン接種をもう1回増やす方式について、すでに治験を進めており、8月中に結果を公表するという。また、デルタ型に対応する新たなワクチンも開発中だという。
デルタ型は従来ウイルスの2倍近い感染力があることが分かっている。日本ではまだ2回接種を済ませた人は少ない。イスラエルの調査で分かったように、95%の効果を誇っていたファイザー製のワクチンでも、最近は64%の抑止力しかないとすると、接種後も油断できない。三密を避けることや、マスクや手洗いなども含めた日頃の注意を続ける必要がありそうだ。