東南アジアで急増
WHOは4月以降、デルタ株が報告された国や地域の数を公表している。NHKによると、4月27日の時点ではインドや米国など少なくとも17の国だったのが、およそ1か月後の5月末には60の国や地域に増え、さらに1か月後の6月末には96の国や地域に広がった。国境をあっという間に飛び越して急拡散している様子がうかがえる。7月に入っても増え続け、6日時点で104になっているという。
デルタ型は、これまでコロナウイルス感染者が少なかった東南アジアでも広がっているのも大きな特徴だ。インドネシアやタイ、マレーシア、ベトナムなどが特に大きな打撃を受け、相次いで「夜間外出禁止」などに踏み切っている。