10~20代の間で、交際相手の「位置情報」を把握し合うカップルが増えていると聞く。スマートフォン(スマホ)アプリを使えば、地図上に自分と相手の居場所が示され、今どこにいるかが一目で分かる。
日常的に監視し合うことは、互いにストレスにならないか。J-CASTトレンドは、実際に位置情報アプリで交際相手と居場所を把握し合う20代の女性2人を取材した。
「知られてまずいこともない」
恋人間で活用されている代表的な位置情報アプリは「Zenly」だ。アプリ上で友達になったユーザー間で、位置情報を共有できる。今回取材した2人とも、これを使っていた。
Aさんは、交際相手からアプリの提案があり受け入れた。互いに心配性のため、今相手がどこで何をしているのか分かると安心するという。「居場所を知られてまずいこともない」。
アプリがきっかけで関係を修復できたことも。ケンカをした際、互いに意地を張って「LINE」で連絡を取らない期間があった。しかし、
「結局気になって、アプリで彼氏がどこにいるのかを見ていました。向こうも心配だったらしく、私が友人の家に遊びに行っていたら『今○○にいるの?』と連絡が来て、そこから仲直りしました」
アプリがストレスにはならないのか。Aさんは「お互いに合意して使っているので、ストレスはとくにないです。嫌になったらアプリを消せばいいし、今は便利だと感じることの方が多い」と、不満はない様子だった。