千葉県船橋市の非公認ご当地キャラクター「ふなっしー」。以前はバラエティー番組を中心にテレビに多く出演していたが、最近は画面で見かけない。
ツイッターには、ふなっしーの「行方」を心配する書き込みもある。調べてみると、テレビ以外の場では大活躍している。では、テレビとの「関係」は。
イベント出演、ファンは今も大勢
ふなっしーは「梨の妖精」という設定だが、妖精とはかけ離れた独特の話しぶりや愉快な動きが人気を集めた。ファンを大勢獲得し、2013年10月30日には船橋市から感謝状を贈呈された。
テレビでも人気者だったが、2015年あたりから次第に番組で姿を見る機会が減っていった。20年2月3日付の「ダイヤモンド・オンライン」は、ふなっしー本人にテレビ出演が減った理由を取材している。そこでふなっしーは、「そもそもタレントとして活動する意思がなかったというのが一番の理由」と話している。テレビが求めるのは過激な映像が多く、受けられない仕事が増え、それを断り続けたそうだ。「その結果、テレビでの出演が減ったなっしー」と説明していた。
ただし出番を減らしたのは、テレビだけ。最近のメインの仕事はイベント出演のようだ。2020~21年にかけて、プロバスケットボール・Bリーグの「千葉ジェッツ」や、船橋市内のスーパーのオープンイベントなどに出ていた。今でも根強いファンは多く、「ふなちゃん」の愛称で親しまれている。ふなっしーの誕生日7月4日には、今年も手作りケーキやグッズの写真とともに、ツイッターで祝福のメッセージを送るファンが目立った。