バッハ会長、IOC幹部は五輪開会式に会場へ 「無観客」でも堂々参加の特別待遇

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「オリンピック賛歌」と日本

   開会式は五輪のメーンイベント。日本オリンピック委員会(JOC)のウェブサイトによると、1896年に近代五輪が始まった時から行われていた。まだ「オリンピック憲章」もなく、細かい開催要項も決まっていなかったが、第1回の開会式ではファンファーレにのって役員、選手団が入場、ギリシャ国王が開会を宣言。すると祝砲が轟き、鳩が飛び立った。「今日の壮麗な開会式は、第1回大会が原形といってよいでしょう」と解説している。

   日本国内でもよく耳にする「オリンピック賛歌」はこの開会式の冒頭、ファンファーレに先立って合唱で紹介(詞コスティス・パロマ、曲スピロ・サマラ)されたものだという。その後、忘れ去られていたが、1958年に賛歌の古い楽譜がギリシャで見つかり、NHK交響楽団があらためて採譜、編曲。同年5月、東京で開かれたIOC総会の開会式で演奏、披露した。IOCは日本の善意と曲の素晴らしさに感激、以後この曲を公式に認定し、催事に使うことになったという。

   開会式のイベントの一部に、実は日本も深く関わっていることがわかる。同サイトによると、開会式の手順は五輪憲章で細かく定められており、「オリンピック賛歌が演奏されている間に、水平にひろげたオリンピック旗がスタジアムに運ばれ競技場内に立てられた旗竿に掲揚される」とある。

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