バブル当時は「華金」いなかった
20代~50代の同僚23人にも同様の調査を行ったところ、「花金(12人)」、「華金(11人)」とやはり半々に割れた。理由は以下の通りだ。
・花金
「『華』より『花』の方が簡単な字だから」(30代女性)
「そもそも『花金』という言葉で覚えていた」(20代女性)
・華金
「普段、見かける機会が多いから」(20代男性)
「飲み会の華やかなイメージと合う。プレミアムフライデー感もある」(20代女性)
中でも、特筆すべきは40代以上がほとんど「花金」と答えたことだ。40代、50代の計7人中、6人が花金派だった。
「週休二日制導入で、土曜休みの企業が増えて、金曜の晩に遊ぶ文化ができたことから生まれた言葉。バブル時代の名残なので、若い世代が知っていることに驚く」(50代男性)
「バブル当時は『華金』なんて言う人いなかった。『花の金曜日』の略だから」(50代女性)
また、「『花の金曜日』をもじったテレビ番組があったはず。自分と同世代の人間は、それで覚えているのでは」と答えた50代男性もいた。1980年代に放送されていた音楽番組「花の金曜ゴールデンスタジオ」(フジテレビ系)のことだ。
バブル当時、生まれていなかった世代にも知られている「花(華)金」。元々の漢字からは変われども、死語にはならずに今後も使い続けられるのかもしれない。