横浜駅の工事も終わらない
工事続きの駅で思い出されるのが、横浜駅だ。期間が長いことから、19世紀に着工し今も建築が続くスペインの教会「サグラダ・ファミリア」になぞらえて、「日本のサグラダ・ファミリア」と呼ばれることがある。
2015年11月24日付の朝日新聞デジタルの記事によれば、横浜駅の初代駅舎は1872(明治5)年、現在の桜木町駅の場所に開業。1915年には2代目の駅舎が完成したが、1923年の関東大震災で被災した。3代目駅舎は1928年、現在の横浜駅の位置に開業した。
現行の駅舎は4代目で、1980年から使用されている。その後も地下鉄の接続やみなとみらい線の新設といった大きな工事が続いたことから、「工事が終わらない駅」のイメージが定着しているとのことだ。
駅ビルとして建設された「JR横浜タワー」(2015年着工)は2020年に完成し、ひと段落ついたかにみえる。ただ、市は横浜駅周辺の改造計画「エキサイトよこはま22」を推進中だ。
計画に関する関係者の提言や情報発信が行われる懇談会の第11回(21年5月25日実施)資料によると、今後も「東⼝周辺の開発に合わせ、駅前広場やデッキ等の基盤整備」などを目指すという。