きょう2021年7月7日は、「マック福袋」の当落発表だ。日本マクドナルド(東京都新宿区)が、日本第1号店のオープンから今年で50年を記念して発売する「BIG SMILE BAG」を指す。
専用のキャンペーンサイトには「BIG SMILE BAG(無料券・マックカード含む)の転売はできません」と注意書きがある。それでも、フリーマーケットアプリ「メルカリ」上には早くも出品が相次いでいる。さらに、メルカリが禁止している事項にも抵触しているとみられるケースも出てきている。
当選画面をスクリーンショットし「悪用」
メルカリでは、「商品の状態がわかる画像を掲載しないこと」を禁止行為と位置付けている。「購入前に実際の商品を手にとって確認することができない」ため、出品商品の状態がわかる画像を掲載するよう、利用者に求めているのだ。
当選者が「BIG SMILE BAG」を購入できるのは、7月20日10時半から。そのため現状では、実際の商品が手元にある人はいない。そこで「ご当選おめでとうございます!」と書かれた当選画面をスクリーンショットし、イメージ画像にしている例が複数あるのだ。
「実物の画像がない」ほかにも、「転載画像のみの掲載」や「画質が粗いなどで商品の把握ができない」「その他、事務局が不適切と判断したもの」は違反とみなされる。メルカリ事務局が「禁止行為に該当する」と判断した場合は、取引キャンセル、商品削除、利用制限などの措置を取る場合がある。だが今回の「BIG SMILE BAG」は、既に「SOLD OUT」となっている品もある。
同品は「ビッグスマイルバッグ」、「ひんやりタオル」、「ファスナー付きポーチ」「ポテトハンディファン」から成る「50周年を記念した限定グッズのセット」と「マクドナルド商品無料券(税込3160円相当)」で、正規価格は3000円(同)。だが、4000円~6000円の価格帯で出品されているものが多い。
「税込2700円」という、割安に買えるように見えるケースもあったが、中身は「ビッグスマイルバッグ」、「ひんやりタオル」、「ファスナー付きポーチ」の3種のみ。残りの「ポテトハンディファン」と商品券はついてこない...という「カラクリ」だった。