短期間の増産が難しい
厚労省のウェブサイトでは、ワクチンの扱いの難しさなどについて、以下のように説明している。
「ワクチンは、ウイルスや細菌などを実際に培養して生産されるため、また、多くの人が接種することから極めて多くの生産本数が必要なため、一般の医薬品に比べて、生産に多くの時間を要します。また、冷蔵で保存しなければならない製品が多く、有効期間が短いことなど、流通にも十分な配慮が必要です」
「国は、ワクチンの生産や流通が円滑に行われるよう、関係者への働きかけや調整を行っています。しかし、不測の事態等により、ワクチンの需給のバランスが不安定になった際には、短期間での増産が難しいというワクチンの特性を踏まえ、医療機関、卸売業者をはじめ関係者の方々や、接種を受ける皆さまに、様々なご協力をお願いすることがあります」
TBSは7日夕のニュースで、都内のクリニックではワクチンの入荷が激減、1回目の接種は受けたものの2回目が予定通りに受けられない「2回目難民」が発生し始めていると報じている。
東京都が発表した7日の感染者は920人。前週よりも一気に206人も増えている。