電車男ではなくて「バス男」
このように原題から離れて、日本の作品や流行を意識したかのような邦題が、海外発の映画につけられることがある。例えば2004年に米国で公開され、2006年にDVDが日本で発売された映画「Napoleon Dynamite」。日本版DVDのタイトルは当初「バス男」だった。
発売元は「20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン」。2013年8月2日付の「チケットぴあ」の記事は、「バス男」という邦題はドラマ・映画シリーズ「電車男」に便乗してつけられたものだったとしている。13年からは「ナポレオン・ダイナマイト」に改題・再発売されている。
また2006年の米映画「Idiocracy」も、漫画「20世紀少年」にあやかってか、邦題は「26世紀青年」となっている。2004年の米映画「The Sandlot 2」も、邦題は「わるわる探犬隊」。お笑いコンビ・レギュラーのネタ「あるある探検隊」を思わせる。