一押しの店は「実家飯よりソウルフード」
最近はテレビのバラエティー番組からも出演依頼が舞い込むなど、「中華の人」として人気上昇中の阿生さんだが、店の老板から、ビジネスの話を持ちかけられやすくなったという悩みもある。
「ブログに載せていいかと聞いたら、『趣味でやるのはもったいない、収益化するべきだ』『一緒にTikTokをやろう』など助言され、2時間足止めされたこともあります。さすが中国の経営者はたくましい」
ちなみに、東京中の中華を食べつくそうとしている阿生さんの一押しのお店は、御徒町や池袋に店舗がある麻辣燙(マーラータン)専門店「楊国福」。中毒性のある辛さで、上海留学時代は週に3回通っていた。「親には悪いけど、実家のごはんよりソウルフード」だそうだ。
浦上早苗
経済ジャーナリスト、法政大学MBA兼任教員。福岡市出身。近著に「新型コロナ VS 中国14億人」(小学館新書)。「中国」は大きすぎて、何をどう切り取っても「一面しか書いてない」と言われますが、そもそも一人で全俯瞰できる代物ではないのは重々承知の上で、中国と接点のある人たちが「ああ、分かる」と共感できるような「一面」「一片」を集めるよう心がけています。
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