IOCバッハ会長は貴族ではない 「ぼったくり男爵」と言われた男の真の姿

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5人が爵位を持つ

   文春オンラインは6月21日、バッハ会長の独での評判を報じている。それによると、シーメンスから年間40万ユーロ(約5300万円)の顧問契約料のほかに「日当」として1日に5000ユーロ(約66万円)を得ていた。シーメンスの監査役会は、年間契約料が高額である場合、日当が追加で支払われるのは「まったく一般的ではない」として高額報酬を問題視。2010年に契約が打ち切られたという。

   ドイツでバッハ会長といえば、「桁違いの報酬の人」というイメージで、よく言えば「やり手のビジネスマン」、悪く言えば「お金に汚い」と思われている、と文春オンライン。

   IOCの幹部はしばしば「五輪貴族」と呼ばれる。会長に「貴族」が多いからだ。第2 代(1896-1925)のクーベルタンは男爵、第3代(1925-42)のアンリ・ド・バイエ=ラトゥールは伯爵、第6代(1972-80)のマイケル・モリス・キラニンは男爵、7代(1980-2001)のフアン・アントニオ・サマランチは侯爵、8代(2001-13)のジャック・ロゲは伯爵。歴代9人の会長のうち5人が爵位を持っている。

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