富士通クライアントコンピューティングは、電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」2モデルを2021年7月8日に発売する。
ワコムの技術とE Inkディスプレー搭載
いずれも、本物の紙とペンのような"書きやすさ"と"読みやすさ"を両立した超軽量・薄型モデル。
膨大な資料の取り込みや閲覧、手書きメモ、PDFファイルへの書き込みなどが行える。手書きメモのコピー&ペースト、検索機能などを実装し、アナログの良さとデジタルの利便性を兼ね備える。
ワコム製デジタイザー(EMR方式)を新規搭載。ペンのレイテンシー(遅延)が約30%向上し、曲線や斜め線もよりなめらかかつ自然に描けるようになったという。
付属のスタイラスペンのサイドボタンおよびテールスイッチに好みの機能の割り当てが可能。赤ペン・消しゴム・ハイライト・範囲選択・拡大の5つから選択できる。ペンはバッテリーレスのため充電不要で使える。
E Ink Japan製のディスプレー「E Ink Carta 1250」を搭載。さらなる高コントラストを実現し、見やすさが格段に向上したとのことだ。
プロセッサーおよびメモリーのパワーアップにより、ページ送りやドキュメント切り替えなどの反応速度が約20%向上。ドキュメント一覧をサムネイル(表紙画像)で表示可能になり、ドキュメントを視覚的に探しやすくなった。
ドキュメントスキャナー「ScanSnap」シリーズと直接接続することで、紙書類を素早く取り込める。
共通の主な仕様は、内蔵ストレージ容量が32GB。インターフェイスはUSB Type-C。スタイラスペン、替え芯(フェルト)×3、USB Type-A to Cケーブルなどが付属する。
10.3型ディスプレー搭載のA5サイズモデル「FMVDP51」、13.3型ディスプレー搭載のA4サイズモデル「FMVDP41」の2モデルを用意する。
いずれも価格はオープン。