大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手の快進撃が止まらない。2021年6月30日(日本時間)、ニューヨークでのヤンキース戦で27号、28号と二打席連続で本塁打を放った。
3試合連続弾。両リーグを通じ、現時点で本塁打王だ。そのうえ、先発投手としても同日時点で3勝1敗、防御率2.58の好成績。この偉業に、驚きが「度を超えた」人が続々出て来ている。大谷選手の活躍が現実離れしすぎて、漫画やアニメの話だとしか思えないのだ。
茂野吾郎に二階堂定春
リアル「茂野吾郎」、「H2」、「二階堂定春」。ツイッター上には、こうしたキャラクターや作品と、大谷選手を結びつける声が相次いでいる。茂野吾郎とは、漫画「MAJOR」(満田拓也作)に登場する主人公にして、野球選手だ。「H2」は高校野球を題材とした漫画(あだち充作)。
そして二階堂定春は、野球漫画「緑山高校」(桑沢篤夫作)の主人公で、「怪物」と称される超人ピッチャーだ。剛速球を投げ、バットを握らせれば特大ホームランを放ち、さらに背丈は約2メートル。まさに現実ではあり得ない設定...と思われたが、「二刀流」の異名を持ち、かつ190センチ超えの大谷選手にかかれば「アニメだけの話」ではなくなる。
他にも「サッカーで例えると若島津健」というツイートもある。漫画「キャプテン翼」(高橋陽一作)に登場するゴールキーパーだ。空手の技を生かした必殺技を多用することから、「空手キーパー」と呼ばれ、ゴールキーパーであるにもかかわらず隙あらば攻める選手。さらに物語が進むとフォワードも兼任するようになり、文字通り「二刀流」と化すことから、大谷選手に重ねたものと思われる。
鍛え上げた体に注目
大谷選手の、鍛え上げた体に注目するファンも多い。メジャーデビューしてから、尚のことたくましくなったことを踏まえ、「北斗の拳」主人公のケンシロウ、あるいはそのライバル・ラオウのようだと見立てる声も。「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するジョセフ・ジョースターと、体型が似ていると喜ぶ人もいた。いずれも背丈が高く、体重もあり、実写化が難しそうな「大柄」の男性キャラクターだ。