どんな味か表現できない...。ちまたで、そう話題になっている飲み物がある。レモネードコーヒー「UCC COLD BREW レモネード PET500ml」だ。
UCC上島珈琲のブランド「UCC COLD BREW」から、新感覚の味わいが楽しめる甘酸っぱい飲み物として登場した。レモンとコーヒーという、出会うはずのない組み合わせに、味覚が混乱する人が続出しているようだ。
飲み続けていたら虜に
2021年6月7日から、全国のコンビニエンスストアなどで期間限定販売している。すっきりとした後味のコーヒー「COLD BREW」に爽やかなレモネードテイストが加わった。浅炒りのエチオピア産コーヒー豆を天然水100%で丁寧に抽出。香料無添加で、コーヒーとレモネードの絶妙なバランスが楽しめる「アレンジコールドブリュー」に仕上げたという。
ツイッターには、甘酸っぱさとコーヒーの味わいに脳が追い付かず、飲むと頭の中が「バグる」との書き込みが相次いでいる。ポン酢のような味、みたらしウーロン茶コーヒーみたい、ほのかに焼き芋っぽいなど、コーヒーとレモネードいずれからもかけ離れた感想が並ぶ。
一方、飲み続けていたら虜になった、最先端の味がして好き、クセになる...こんなポジティブな評価も、少なくない。
一体どんな味がするのか気になる。J-CASTトレンドの記者は、東京都内のコンビニで同商品を購入した。
しっかり酸味、そのあとコーヒーが
パッケージから、コーヒーとレモンの爽やかな印象が伝わってくる。夏らしい仕様だ。
早速開けて、飲み口に鼻を近づけると、コーヒーの匂いがふわっとした。その直後、レモンの酸っぱい香りが続いてきた。
「あれ、おいしそうだ」
そう思ってしばらく嗅いでいると、いきなり「しょうゆ」のような香ばしい香りに変わってしまった。その後はいくら嗅いでも、しょうゆにしか感じられなかった。もちろん記者個人の感想ではあるが。
飲んでみると、びっくり。まずレモネードの風味がやってくる。しっかり酸味も感じられる。直後、コーヒーが追いかけてきた。見た目は普通のコーヒーだが、飲むと甘くて酸っぱい。舌には少し酸味が残った。これは不思議な味...確かに言い表すのが非常に難しい。ただ、記者はブラックコーヒーが苦くて飲めないが、これなら甘くてごくごく飲めた。
甘いので、コーヒーとは全く別物だと思った方がよさそうだ。単にコーヒーにレモンの酸味が加わった飲み物を想像して購入したら、口に入れた瞬間に驚くかもしれない。