海外の店舗は急増
たとえば、都市部の鉄道の「駅ナカ」に対応できるタイプの店舗を出店している。テイクアウト専門のミスタードーナツは東京・新宿駅などにあり、通勤途中に気軽に利用できる。これまで以上に「よりテイクアウトしやすい店」を作っている。また、「出前館」でのデリバリーや、「ネットオーダー」の導入など時代に合った取り組みも。こうした試みを通じて、「今度もより利用しやすい店舗を展開していきます」とした。
工夫を凝らした商品に注目が集まることも多々ある。2021年のバレンタインシーズンに展開された「ピエール マルコリーニ コレクション」は大人気で、各店舗で売り切れが続出。行列ができて入手できないと話題になった。
国内に限らず台湾、タイ、フィリピン、インドネシアでも事業展開している。海外のミスタードーナツの店舗数の合計は、2017年3月期の発表では4190店だったのに対し、21年3月期では7892店と4年で大きく伸ばしている。
海外の店舗には、日本と同じように1つの店としてショーケースや客席を設けているタイプと、コンビニエンスストアなどのショーケースでの販売する2つのタイプがある。ここ数年でショーケース販売の店が増えており、海外でも各エリアのニーズにあわせて今後も店をさらに展開していく予定だと広報担当者は話した。