日本市場では高い透明性とセキュリティが必要
モバイルデバイスのアップグレードの際、現在使っているデバイスをオンラインプロセスで下取りに出さないのはなぜか。これには、「店舗でのカスタマーサービスや店舗での接客の方が好み」(57%)という理由が最多で、「データの悪用が心配」(51%)、「新しい端末が紛失/故障した場合や、友人や家族にあげるために取っておく」(51%)といった項目が続いた。
「不可視かつサポートのないプロセスを信頼していない」と答えた人も32%いた。これは、調査対象となった全ての国の中で最も高い割合となっている。同社はこの結果について、日本市場では他の地域よりもさらに高い透明性とセキュリティが求められている、と分析している。
また、同社のAPAC担当ディレクター森田将幸氏は発表資料内で「下取りは、新しいモバイルデバイスの購入費用を補助することによって消費者のアップグレード意欲を高める上で今後も重要な役割を果たすでしょう」と推測している。ただ、通信事業者や小売業者などはデータ保護とデバイスケアを保証し、消費者との信頼の構築が必要、とした。