上野動物園で双子のパンダ誕生 「1日行列、見るのは数秒」それでも並ぶ心理

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   東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」が、2021年6月23日に双子を出産した。上野動物園の発表によると、1頭は23日深夜1時3分に、2頭目は深夜2時32分に生まれた。

   久々の明るいニュースに、各メディアは大きく報じた。日本ではパンダが大人気。一般公開が始まると、リアルな姿を見ようと動物園に客が殺到する。数時間待っても見られるのはほんの一瞬の場合もあるのに、なぜそこまでしてパンダの姿を求めるのか。

  • パンダ目当てに行列を作る日本人
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6万人の見物客、駅まで行列

   ツイッターには、今から双子のパンダの一般公開を待ち望んでいる様子の人が大勢いる。公開されたらすぐに見に行きたいとの意気込みが伝わる書き込みが、複数確認できるほどだ。

   過去にはパンダ目当てに、上野動物園に「徹夜組」が並んだ記録があった。国立科学博物館の公式サイトによると、日本に初めてジャイアントパンダがやってきたのは1972年。オスの「カンカン」とメスの「ランラン」だ。この2頭の公開初日には、「徹夜で並んだ人も含めて6万人にも及ぶ見物客が詰めかけ、動物園からの行列は上野駅まで届くほどだったと言われています」と説明している。

   2011年4月、東日本大震災が起きてからまだ間もない頃にも上野動物園で、「リーリー」と「シンシン」の2頭の一般公開が始まったことがあった。2011年4月2日付「日テレNEWS24」は、この時も朝から行列ができ、30分早く開園したと報じている。東日本を中心に、まだ震災の混乱の中にあった時期だが、表門の前にはパンダ目当てに大行列ができていた。

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