東京五輪の競技会場に被災地「シンボルツリー」を植樹 東日本大震災への復興祈念

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1人もとり残すことのない希望溢れる熊本を

   宮城県の県木は「ケヤキ」。豊かな緑の郷土を作るため、県民に親しみ愛される宮城県を代表する県木として選定された。福島県も同じく「ケヤキ」だ。強くたくましく生きようと願う、福島県民の姿を表現するのにふさわしい木として、県民から一般募集し選ばれた。

   熊本県の県木は「クスノキ」で、熊本城内をはじめ、県内各地の神社や寺院に巨木が見られ、昔から県民に親しまれてきたという。熊本は、熊本地震だけでなく2020年7月に豪雨災害にも見舞われ、今も逆境のなかにいる。代読した内田清之氏は、「その中で、苦しむ方々に寄り添い、1人もとり残すことのない希望溢れる熊本を目指し、復旧・復興に取り組んでいる」と現状を説明した。

   あいさつの後、各県のシンボルツリーは、東京事務所長らの手によって、1本ずつ丁寧に植えられた。

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