ブラックモンブランはソウルフードだ 九州の人の熱すぎる愛がほとばしる

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関東進出で「バンドがメジャーデビューしたような寂しさ」

   ブラックモンブランへの思いがありすぎて、語りきれないと頭を抱える人もいる。

   「ブラックモンブランと共に育ったといっても過言ではない」。20代女性Hさんは、小学生の頃「親からアイス何食べる?と言われたら必ず『ブラックモンブラン!』と叫んでいた」ほどのファンだ。当たりくじが毎回楽しみで、「印字されている絵柄が見えてきて、当たり!?はずれ!?となる瞬間が好き」。

   「九州の子たちはこれで育っているといっても、言い過ぎじゃないです」とは、30代男性Iさんだ。リーズナブルなので子どものころに食べた記憶が多くあり、「私の思い出にもブラックモンブランが溶け込んでいる」。ボリュームと食感、そして「アタリ付き」というエンタメ性に優れているのが人気の理由ではないかという。

   30代女性のJさんは「関東進出」に触れ、「いよいよか」という気持ちと、「応援していたバンドがメジャーデビューしたような少しの寂しさ」を覚えている。関東在住の人に向け「おいしいので絶対に食べてほしい。ゴミ箱の上で食すことをおすすめします」と熱烈にアピールしている。クランチがこぼれやすいからだろうか。

   「ブラックモンブランは、九州に根付いたソウルフード」。回答者たちから寄せられるコメントの数々からして、疑いようもない事実のようだ。その思いは、とにかく熱かった。

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