日清食品「カップヌードル」。底面に付属する「フタ止めシール」の廃止が発表され、いま改めて注目を集めている。
発売から50年を迎える定番のインスタントラーメンだが、「ちょい足し」でさらに味が充実する。日清食品サイト上にある「公式アレンジレシピ」を参考に、4種類試してみた。
甘みと磯の香りがプラスされた
まず、「ツーンとわさびカップヌードル」。公式サイトには、定番の「カップヌードル」にワサビを適量入れるとある。意外な組み合わせだが...。
食べてみると、驚くことに違和感がない。しょうゆっぽいオリジナルスープに溶かして飲んでみると、爽やかな風味になった。つるっとした麺とも相性がよく、ワサビが時々つんと鼻を抜ける。ただ、ワサビをしっかり混ぜないと、すすった際にむせるので注意しよう。
次に、シーフードヌードルにのりつくだ煮をちょい足しした「磯の香り! カップヌードル 海苔の佃煮シーフード」。
「カップヌードル シーフードヌードル」を作り、のりのつくだ煮を乗せるだけ。麵とスープに絡めて食べると、一気に高級感が増した味わいになった。甘みと磯の香りがプラスされて、通常のシーフードスープにさらに深みが出たからだろうか。イカ、カニ風味カマボコと海鮮系の具材ともマッチして、食べ応えのある1品に変身した。
ゴマを「激足し」
3品目は「ごま油香る韓国風カップヌードル」。「カップヌードル 味噌」を使用する。
「カップヌードル 味噌」を通常通り作り、ごま油と韓国のりを適量加えて完成する。こちらは食べる前から、ごま油の香りがふわっとして食欲がわいてくる。
みそ味のスープはどちらかというと和風テイストなのではないかと思ったが、韓国のり独特ののしょっぱさとごま油の風味で、しっかり韓国料理を感じさせる1品に仕上がっている。のりは多めに入れたほうが食感も楽しめ、より韓国風になって良い。
最後は、ちょい足しではなく「激足し」アレンジ。「カップヌードル 旨辛豚骨」を使った「ゴマ激盛り! 担々麺風カップヌードル」だ。
大量の白すりごまを足すだけで、出来上がり。公式サイトには「入れすぎたかな、と思うほどゴマを大量に入れるのがポイント」とある。
それを信じて、記者も「これでもか」と白すりごまを乗せた。これが大正解だった。もともととろっとしたスープがさらに濃厚になり、ごまが麺に絡みついてこれだけでじゅうぶんお腹が満足しそう。贅沢な1品になった。